食品成分表が15年ぶり大幅改定。貧血防止の干しひじき、実は鉄分少ない?
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貧血対策で干しひじきを食べ続けている人にとって、衝撃的な情報が公開された。
実は最近の調理器具では、鉄分が10分の1程度まで下がっていたのだ。
レストランのメニューを始め、様々な食事の栄養や成分の計算の拠り所とされてきた『日本食品標準成分表』が、15年ぶりに大幅改定され、一部の数値が話題になっている。
その中でも、特に注目を集めてネット上でも話題となっているのが、調理器具によって成分が変わる食品だった。
時代の変化に合わせた改定
『日本食品標準成分表』には、食品が100グラム当たりに含んでいる、カロリーや成分について記載されている。
これが、飲食店などのメニューのカロリーや栄養計算の目安に使われたり、学校給食の栄養バランスを取るための根拠とされてきた。
それが15年ぶりに、時代の変化に合わせた大幅改定となった。
まず、多様化した食品に合わせて、掲載食品数は従来の1,878食品から2,191食品に増加した。
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例えば、伝統的な食文化として刺身、天ぷらなどが追加され、健康志向が反映された発芽玄米や亜麻仁油などが追加された。
また、食品アレルギーへの配慮として、米粉パンや米粉麺などが追加されている。
食生活の変化も反映されて、ベーグルやキウイフルーツ、ブロッコリースプラウト、唐揚げ、とんかつ、餃子なども追加されている。
また、ノンアルコールビールなども追加された。
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他にも、これまで成分表として『アミノ酸成分表』『脂肪酸成分表』があったが、これらに『炭水化物成分表』が追加されている。
これには854食品のデンプンや糖類の量が記載されている。
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貧血防止のひじきの鉄分が激減
今回の改訂内容で最も注目されたのは、調理具による栄養素の違いだ。
特に、貧血予防に良いとされてきた、干しひじきや切り干し大根に含まれる鉄分が、最近の調理器具が使われた場合は、大幅に減少する事が記されて波紋を呼んでいる。
例えば、ひじきの鉄分は、鉄釜で調理された場合は58.2ミリグラムだが、最近の主流であるステンレス釜で調理されていれば、僅か6.2ミリグラムだと記載されている。
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また、切り干し大根も以前は鉄分が9.7ミリだったが、鉄製の包丁からステンレス製の包丁で調理されることを前提に、3.1ミリグラムに書き換えられた。
このような結果は、現在流通している料理本やメニュー、健康関係の本などを、書き換える必要性を示している。
時代を反映した改定は、広範囲に影響を与える事になりそうだ。
【参考・画像】
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